花街の紹介
円山町花柳界
- ◇地名の由来◇
昭和3年に、旧渋谷町の大字として成立した記録がある。由来は不明だが、むかしからこの周辺の通称としてこの名があり、地形からの命名と思われる。また、円山、丸山という地名は、全国的に多数ある地名で、とくに珍しくはなく見た目で名前がつけられることも多かったらしいので、丸みを帯びた丘、円状の丘など、当時の地形からの由来が濃厚だとされている。
◇花街の特徴◇
1.一時期は芸者数が2名にまで減少したが、ゆっくりと人数を増やしている。
2.下記の割烹で円山町の芸者衆が呼べます。一見のお客様も、ご案内可能。
※おでん割烹ひで http://www.ne.jp/asahi/oden/hide/index.html
◇円山町の歴史◇
円山町が花街となったのは、1887年(明治20年)頃。代々木練兵場の将校達が円山町に遊びに来るようになり発展。円山町は1913年(大正2年)に、 芸妓置屋24戸、芸妓60名、待合茶屋13戸をもった1万5千坪が三業地として指定された。1919年(大正8年)2月には、渋谷三業株式会社を創立して隆盛期に入る。1921年(大正10年)には、さらに芸妓置屋137戸、芸妓402人、待合96軒、関東大震災直前には芸妓420名を数えた。1980年ごろまで三業界のにぎわいは続いたが、時代の変遷とともに料亭の数も減った。現在、見番はなく、少数の芸者で活動中。新たな芸者志望者の受入を行い、将来的な立て直しに期待されている。
◇アクセス◇
神泉駅から:駅の東側が円山町になります。
渋谷駅から:道玄坂を上ると神泉駅方面に到着できます。
◇日本舞踏流派◇
確認中
◇主な催し物◇(調査中)
確認中
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◇関連書籍◇
迷宮の花街 渋谷円山町
本橋 信宏
タイトルに「花街」という単語が使われていますが、円山町の花柳界についての書籍というよりも、円山町の歴史について書かれた書籍という印象を持ちました。