今回の取材で伝わってきたのは、東をどりと赤坂をどりの成功にかける芸者衆の強い意気込みでした。両花街にとって一年で最大の晴舞台というだけあり、より多くのお客様に自分達の稽古の成果を披露したいという気持ちが伝わってきます。
東京屈指の花街である、新橋と赤坂と言えども、その規模は最盛期と比べると縮小しているのが現実です。参考比較として、新橋芸者数は800名から現在の約50名、料亭数は80軒から7軒になっています。赤坂も同様に、芸者数は500名から約30名に、料亭数は50軒から4軒に縮小しています。当サイトの目的の一つは、東京の芸者数を増やすことであるため、改めてどんなサポートができれるのかを考えさせられました。
なでしこの踊りのお客様の中でも、東をどりや赤坂をどりを観に行ったことがある方は2,3割程でしたので、是非この機会に足を運んでみるのはいかがでしょうか?顔見知りの芸者が出演していると、観に行く楽しみが増えるものですので、今回のなでしこの踊りに参加された芸妓の応援に行かれるのも良いかもしれません。どちらもお勧めの催しとなりますので、是非一度、足を運んでみてください。
※注釈
東をどり
新橋芸者衆が新橋演舞場にて、稽古の成果を披露する催し。次回の2019年5月に第95回目の公演を迎えます。
赤坂をどり
昭和24年に始まり、2018年12月に第56回目の公演を迎える。開演当時は歌舞伎座で開催されていたが、現在はTBS赤坂ACTシアターでの公演となります。
ご予約・お問い合わせ:
なでしこの踊り・早春2019:チケットホン松竹 03-6745-0888
第五十六回赤坂をどり:チケットスペース 03-3234-9999
※2019年度の東をどりのお問合せは、決まり次第、ご案内いたします。
取材日:2018年7月21日